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氷山の一廓(ひょうざんのいっかく)

青春の1ページ≪パシリ≫

20061103180334.jpg

縛りとは無関係のお話です。
ぼくはいまだに中学時代とか高校時代の同級生と交流を持っています。
先日その中の一人T君と飲みに行きました。
彼とは2ヶ月に一度は飲みに行きます。
バブル時代は年商10数億円の会社の社長さん。
今でも昔の勢いは無いものの相変わらず社長さん。
誠実な性格と金払い良さ、遊び方の綺麗さのせいか六本木や銀座のクラブの女の子にはモテまくり。
そんな彼。。。
高校時代はぼくの≪パシリ≫でした。。
横わけでぶっとい黒縁の眼鏡に厚いカバン。
白い靴下が完全に見える短い丈のズボン。。。
当時のぼく達のグループから見れば完全に異星人^^
けどなぜだかぼくのことを慕ってくれていました。
ぼくも彼の人間性が好きだったのですがとにかくダサい!
一緒に遊びに行くのが恥ずかしくてみんなでいろいろ教えたんです。。
髪型(当時はリーゼントがカッコ良かった^^)
洋服(一番に裾丈 爆)
煙草・酒。。。。。。

そして。。。女の子
何回目かに紹介した女の子。
T君はやっとその子と二人っきりのデートまでこぎつけた。
いろいろ教えてやった。。

「女なんてさ。こうやって。ああやって。こう言って。手をつないで。肩抱いて。キスして。ホテル連れてきゃいいんだよ」。。。。。なんてね

一回目のデート
手もにぎれなかったらしい。。。
『だめでした・・・・』
「なにやっての?おまえ。」
「ちゃんとおれが言ったようにやったの?」
「だから○×▽◆●△・・・・・・バーカ」

でも、次の土曜日にも会う約束をして来たらしい。
「おまえ今度はちゃんと決めて来いよ?ダセェなぁ」
「今度だめだったらもう遊んでやらねぇ」
『わ・わかった・・・』

次の月曜日
『ありがとう!^0^』
「えっ!!?」
『おかげで何とか最後まで行けました^^』
『柔らかかったぁ^o^』
ものすごく嬉しそう。。。。そしてピッカピカの顔。。。

「お。おおぉ。。。やったじゃん。。。おれの言った通りやりゃ間違いないんだよ。。は。ははは。。。」
『ほんとにありがとう^o^』
「お。。おぉ。。。」

このT君その後異常に女に自信をつけて遊ぶようになったんです。
今でも当時のことを嬉しそうに話をしながらぼくには感謝してくれてるそうです。。。

         
     ≪ が。しかし ≫


本当は当時ぼくがまだピカピカのチェリーボーイで、
パシリに先を越されてしまったあまりのショックに3日間位学校を休んでしまったことは今だに彼は知りません。。。。

ほろ苦い青春の1ページでした。。。。。。
  1. 2006/11/03(金) 18:53:09|
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  4. | コメント:10

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